WordPress用のサーバーをAWSのEC2で構築したいという方に手順を解説していきたいと思います!
以前、EC2でWordPressの開発を行うから用意しておいてと言われ用意しようとしたところ、
AmazonLinux2を選択したことで少し手こずったので、もし同じように困っている人の助けになれれば嬉しいです。
構築の手順
WordPressサーバーの構築の手順は以下の手順で行います。
1、EC2インスタンスの起動&設定
2、MySQLの構築
3、Apacheの構築
4、PHPのインストール
5、wordpressのインストール
少し長くなるので何回かに分けて解説していきたいと思います!
最近コンソールパネルのデザインも変わり慣れない方もいらっしゃると思うので、EC2インスタンスの起動から始めていきます。
「それくらいは分かるよ」という方は飛ばしていただいても大丈夫です!
EC2インスタンスの起動&設定
今回は起動するところまでですので以下のスペックのインスタンスを構築していきます。
用途や目的に合わせてインスタンスタイプやEBSの容量をお選びください。
os:Amazon Linux 2 AMI (HVM)
インスタンスタイプ:t2micro
EBS:8G
お仕事してサーバーを構築する場合はこのスペックでは心許ないのでご注意ください。
インスタンスタイプを選択し起動する
先程説明したスペックで作成していきたいと思います!
まずは、EC2のコンソールパネルから「インスタンス」を開いて下さい。
コンソールパネルから「インスタンスの起動」をクリックしてください。(左上あたりにあります。)
クリックすると以下のような画面になります。
まずはOSの選択ですね。
一番上の「Amazon Linux 2 AMI (HVM)」を選びます。
次は、インスタンスタイプの選択です。
今回は公開するまでが目標なのでt2microを選択します。
(インスタンス起動後も変更できますので、一旦t2microを選んでいただいて後程変更していただくこともできます!)
特に他の設定をしない場合はこのまま「確認と作成」を押していただいても大丈夫ですが、今回はセキュリティグループを作成しなければいけないので「次のステップ」を選択します。
ステップ6まで「次のステップ」を連打していただいて大丈夫です。
(EBSを増設したい場合は、ステップ4で増設して下さい!こちらも後から増設はできるので飛ばしてしまっても大丈夫です。)
「ステップ 6: セキュリティグループの設定」ではセキュリティグループを設定します。
セキュリティグループとはファイヤーウォールのようなものですね。
設定内容としては、sshとhttpで接続出来ればよいので下の画像のように設定してもらえれば大丈夫です。
最後にssh接続する用の秘密鍵をもらえるのできちんと保存しておきましょう!
ElasticIPを割り当てる
起動が完了しましたら、今度はElasticIPアドレスを割り当てていきたいと思います。
EC2インスタンスは基本的に再起動するたびにIPアドレスが変更されます。
サイトを公開する時に毎回IPアドレスが変更されてしまっては困りますよね。
なので、固定のIPアドレスを割り当てる必要があります。
ElasticIPの割り当ては、メニューバーの「ネットワーク&セキュリティ」の中から「ElasticIP」を選択していただき「Elastic IP アドレスの割り当て」をクリックします。
そのまま進んでいくと、IPアドレスが発行されます。
デフォルトで発行されたIPアドレスにチェックが入っていますので、そのまま「アクション」を選択し、「Elastic IP の関連付け」を選びます。
先程作成したEC2インスタンスに関連付けできればOKです!
sshで接続できるようにする
最後にsshで接続できるかどうか確認していきましょう!
MacやLinuxを使っている方ターミナルを開き先程保存した秘密鍵と同階層まで移動してください。
移動後は以下のコマンドで接続できます。
ssh -i "鍵ファイル名" EC2インスタンスのパブリック DNS(ec2〜で始まるやつ)
Windowsをお使いの方は「TeraTerm」を使うのが一番楽なのでダウンロードしてしまいましょう。
ダウンロード:https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
ダウンロードして起動すると以下のような画面になりますので、ホストにはEC2インスタンスのパブリック DNSをコピペして下さい。
次に進むと以下の画像のような画面になります。
(アルゴリズムが何たらみたいな画面は気にせずに「OK」で大丈夫です。)
ユーザー名は「ec2-user」
初期ユーザー名は一緒ですのでこのままコピペで問題ありません。
パスワードは空欄で大丈夫です。
認証形式の上から二つ目を選んでいただき、先程保存した秘密鍵を選択してください。
選択したら、「OK」をクリックすると起動させたインスタンスに接続することができます!
EC2インスタンスを起動して接続までできましたので、今回はここまでにしたいと思います。
次回は、Mysqlのインストールをやっていきたいと思います。