最近ではPythonやJavaScriptがプログラミング言語として人気ですが、そんな中でGoogleが開発を行っている「Go言語」が注目を浴びています。
これからプログラミングを勉強したいという方や、次に勉強する言語を何にしようかなと迷っている方にGo言語でできることや開発事例、Go言語を勉強するメリットや入門におすすめの書籍を徹底解説いたします!
Go言語とは?できることや開発事例をご紹介
Go言語とは、Googleが開発を行っている言語でオープンソースのプログラミング言語であり、シンプルで信頼性が高く、効率的なソフトウェアを簡単に構築できる言語です。
Go言語の設計には、C言語を設計した世界的に有名なエンジニアでもあるケネス・レイン・トンプソン氏や、UNIXの開発者でもあるロバート・C・パイク氏など著名なエンジニアの方が携わっています。
これだけでも、GoogleのGo言語に対する本気度合いが分かりますよね。
最近の開発では、開発スピードを重視している企業が多くなってきており、より一層シンプルな言語というのは需要が増えてきております。
Pythonなんかもシンプルで、ライブラリーも多いことから開発コストをかなり抑えることができるということも人気の要因の一つです。
Go言語でできること
Webアプリの開発
Go言語はWebアプリの開発が可能で、効率的に動作することから処理速度も非常に高く安定したサービスを開発することが可能です。
また、マルチプラットフォームで動作することからWindowsやMacOSなど環境を選ばずに開発ができる点も魅力の一つになっております。
スマホアプリの開発
AndroidやiPhone向けのアプリの開発も可能で、Githubで公開されている「Go mobile」や「Go Cloud」のツールを利用することで簡単にスマホアプリの開発が可能です。
こういったツールを利用することで、インターネットを通じて利用するサービスである、クラウドアプリなんかも開発で決まるようになっています。
その他、マイクロバッチやドローンの開発
Web開発や、スマホアプリ開発の他にCLIで動作するシステムを利用してマイクロバッチの開発、「GoBot」というフレームワークを利用することでドローンを制御するシステムなんかも開発することが可能です。
ただ、Go言語は組み込みシステムの開発用としては設計されていないので、組み込みソフトウェアの開発には向いていないということには注意してください。
Go言語を使った開発事例
Youtube

出典 :
youtube
先程も紹介しましたが、Go言語はGoogleが開発しリリースした言語ということもありYoutubeのシステムにGo言語を採用しています。
メルカリ

出典 :
mercari
国内企業で有名な事例としてはフリマアプリのメルカリもGo言語を採用して開発していますね。
その他
他にもバックエンドはGo言語で開発してフロントエンドはReactやVueを採用している企業が増えてきています。
最近のWeb開発ではPHPやRubyなどの動的な言語が人気でしたが、動的な言語ではどうしてもレスポンス速度に限界がありました。
しかし、静的な言語であるJavaなどを採用してしまうと開発にコストがかかりすぎてしまうということでシンプルに書けて型安全な言語としてGo言語の人気が上がってきているという状況ですね。
Go言語を勉強するメリットやおすすめの入門書
Go言語を勉強するメリット
Go言語を勉強するメリットとして、今後の需要拡大が見込めるという点が一番大きいです。
まずGAFAの一角であるGoogleが開発し採用している言語なので、すぐに廃れるという可能性が低いです。
日本国内ではまだ、Go言語を採用している企業が増えてきている状態で市場が出来上がっているわけではありあませんが、何年かすれば市場も出来上がってきてGo言語を採用する企業が増えてくることが考えられます。
現段階でも決して少ないというわけではないので、就職や転職に必ず役に立ちます。
学習コストも他の静的な言語に比べて低いですし、プログラミング初心者であればGo言語は特におすすめです。
Go言語学習におすすめの入門書
Go言語公式サイトでチュートリアルもありますので、そちらを試してから入門書を購入してみてもいいと思います。
改訂2版 基礎からわかる Go言語
Go言語の基本が詰まっている一冊です。
細かいところまでは深入りせずに、網羅的にGo言語を解説しているので体系的に学びたいという方におすすめです。
また、具体的なソースコードと解説があるので、手を動かしながら勉強していくことができます。
スターティングGo言語
他の静的な言語との比較や特徴の違いなどが説明されているので、すでにC言語やJavaを習得している方におすすめの入門書になっています。
チュートリアルなどを行ってもう少し細かいGo言語の仕様の理解を深めたい方向けの入門書です。
みんなのGo言語 現場で使える実践テクニック
ある程度Go言語の文法や、仕様が分かってきた方にはこちらの書籍がおすすめです。
こちらは入門書ではなく実際に現場で使える知識が凝縮されており、これから現場でGo言語の開発をする方や、すでに開発を行っておりベストプラクティスを選択していく参考になる書籍です。
さいごに
ここ数年人気がうなぎ上りのGo言語について解説してみました。
Pythonも学習コストが低いということもあって人気の言語ですが、Go言語も負けず劣らずシンプルにかけて学習コストが低い言語です。
また、型安全なプログラムを組むことができるので、プログラミング初心者であればPythonよりもGo言語の方がおすすめかもしれません。
私はPython大好きマンなのでこの辺りは何とも言えませんが、プログラミングを勉強するという点においてはGo言語の方が適切なのかなと思います。
これからプログラミングを勉強する方、Go言語を勉強していく方の参考になればうれしいです!
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